新理事長就任挨拶


 
福来 昇三   


此の度平成15年度役員改選により僭越ながら新しく理事長として就任致しました。
ここのところ福来研究所も長い間の偉大な研究が各種の情報伝達により着実に成果を上げてきております。 このような大事な現況の中で図らずも理事長の推挙を頂きました。
開所以来、初代理事長から今日に至るまで研究と運営の二本建で様々な試練も経られて大変なご苦労もあった事を感謝致しております。 私は博士夫人の甥の子に当たりまして博士没後入籍致しております。 元々父の家業に就いておりました為研究に関しては全くの門外漢で今日に至りました。
研究所には優れた学識と豊富な経験をお持ちの逸材が揃っておいでになります。 そんな中でこの重責を負うべき力量も知識も乏しい全くの浅学非才の私にとってこれは過分なお話として強く固辞して参りました。 しかし今後の研究所の維持発展を願う時、より内容の充実を図る為にも理事長と共に所長制を敷いて臨む事とし非力ながら敢えて承諾致しました。
新所長に就任されました佐佐木康二氏の高邁な研究は衆目の一致する所でありまして日頃から熱心に没頭されながらも研究所の運営にも手厚いご尽力を頂いておりますのには頭が下がります。 お互いの連携プレーで強力に基盤を固めて行きたいと思います。 その為にも虚心坦懐に耳を傾け乍ら誤りのない判断のもと充実をはかる所存でおります。
特に是からの課題としては
(1)会員の増強(特に若い方々の入会に力を入れたい)
(2)運営資金の確保
(3)講演会の実施(内、外部からも)
(4)研究所内の貴重な資料の有効活用
(5)全て連絡事項の敏速な対応
以上 任期一杯頑張って行きたいと思っております、 どうぞ会員各位の厳しく且つ暖かいご指導とご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

以上

     平成15年6月

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